車のエンジン始動や電装品(ヘッドライト、エアコンなど)を動かすのにかかせない部品であるバッテリーは消耗品なのでいずれは交換しなければなりません。
そしていざ新品を購入し付け替えたとき、今まで使っていた古いバッテリーは不要となる為処分する必要がありますが、大体は新しいバッテリーを買ったお店に依頼して捨ててもらう場合がほとんどだと思います。
でも実はバッテリーって売れるんです。
今回はそんな古くなったバッテリーの買取について記述していきます。
廃棄・売却する際の注意
また、バッテリーがダメになってきたということは他にも整備・点検すべきところが出てくるころですので、次の車両の検討に入る人もいるかと思います。
その際、古い車の処分についてもお悩みになるかと思いますが、どうせなら高く売れればなお良いですよね。
より高価買取を狙うのであればオークション代行サービスを使った売却方法もおすすめです。以下の記事で詳しくまとめていますのでご参考までに。
バッテリーは買取ってもらえる!
寿命を迎え、交換が必要になったバッテリーは所持し続けても使い道はほぼありませんので廃棄することになりますが、お金についてはお店にただ廃棄の依頼をするよりも買取で売却した方がお得に処分することができます。
バッテリーの仕組み
ここでいうバッテリーとは、鉛蓄電池と呼ばれる二次電池のことを指します。
車に使われる鉛蓄電池は、エンジンに備わっている発電機(オルタネーター)にて、エンジンが動く際に発生するエネルギーと、希硫酸×鉛の化学反応を使って電力を生み出し・蓄え、それを使ってエンジンを始動するためのセルモーターや、エアコンを動かします。
これだけ聞くとエンジンを動かすだけで電力が溜まるなら永久に使えそうに思えるかもしれませんが、この一連の流れの中でバッテリーの上限電圧が徐々に減っていってしまい、いずれは必要な電力を取り出せなくなってしまうため、定期的な交換が必要となります。
ちなみにハイブリッド車には鉛ではないバッテリーが使用されており、以下の記事でも紹介しています。
寿命は2~3年程度
正常な動きができるのは使い始めてから2~3年ほどの場合が多いです。そのため製造後ある程度年数の経った車両であれば、車検ごとに交換が進められる場合があります。
ただし、車検時に規定値をクリアできていれば車検自体は通るので、クリアできる程度の性能が残っているのであれば必ず車検時に交換しなければならないというわけではありません。

製品の保証期間もその程度となっている場合が多いですね。
買取の際は廃バッテリー業者へ依頼する
バッテリーは専門の廃バッテリーの買取業者へ依頼しましょう。
業者は、上記の通りバッテリー中に含まれている「鉛」の買取・リサイクル販売を目的として事業を行っています。
買取価格は基本的にはkg単位で値段がつけられることが多いようで、大体1kgあたり10~50円くらいが相場なので、重量が10kg、買取価格が30円だったとしたら300円程度の買取価格となります。
それであれば処理料として新しいバッテリーを買ったお店に払ってしまう方が手っ取り早いというケースもありますが、新品のバッテリーは高価なためネットで購入する人も少なくないですよね。
そういったときは処理に困ってしまいますし、トラックなどのバッテリーは40kgほどにもなる場合があるので、処理に困っているのであれば依頼を検討してみるのも良いかもしれません。
廃棄・売却する際の注意
もし今後ご自分で取り換えたり、売却を考えているのであれば以下の点には注意しておきましょう。
交換作業は要領を守り、慎重に行う
バッテリーは車の電力を担う重要な部品です。そのためしっかりを車両に固定されており、なおかつある程度の重量もあるため、交換の際は慎重に手順をしっかり守って作業を進めましょう。
もし手順を誤れば感電やショート・火災などのトラブルに発展する可能性もあり、交換手数料(500~2000円程度)よりもはるかに大きな代償を負わなければならない場合もあります。

感電したら人体には火傷...で済むかな?怖
バッテリーと車両はプラス、マイナスの端子で繋がれていて、それに加えてステー(バッテリー本体が動かないように固定している部品)で留められているだけなので、交換作業の内容はシンプルですが、中途半端な知識で臨むのだけは絶対にやめましょう...。
売却先の買取価格やその他買取可能品を事前に確認
バッテリーの買取価格は大きいものでもさほど高価にはなりにくいことを上記で挙げましたが、廃バッテリー業者を知っているからという理由でお店に廃棄を任せず、持ち帰ってくるのは少し損をする可能性を否めません。
もし近くの廃バッテリー業者が広告やウェブサイトで買取価格の値段を公表しているのであれば、事前に自分のバッテリー重量の重さから買取金額を割り出し、持っていく手間や時間を考えてから行動するようにした方が良いかもしれません。

車で1時間もかかるなら多少損をしても新しいバッテリーを買ったお店に捨ててもらった方が良い気もしますね。笑
ただし、廃バッテリー業者はバッテリー以外にも廃棄するような部品を買取ってくれる場合も多いので、ある程度まとまった廃棄品があるのであれば多少手間(廃棄品の移動や運搬など)が掛かっても検討する価値は十分にあると思います。
違法な買取業者には売却しない
もしバッテリーを売却したとして、そのバッテリーを買い取った業者がリサイクルせずに不法投棄した場合、バッテリーを売った依頼人自身が「排出者責任」の罪に問われる可能性もゼロではありません。
売る際にはその業者が違法な処理の仕方をしているところかどうか見分けることは難しいので何とも言えませんが、もしそういったリスクを負いたくないのであれば新しいバッテリーを買ったお店で処理してもらうのが無難かもしれません。

いや、知らないけど。って話ですが、現実問題としてあり得ない話ではないんです...。
まとめ
家の近所にそういった事業をやっていて、他でもお世話になっていたり、まとまった廃棄品がある場合は廃バッテリー買取のサービスを利用してみるのは良いと思います。
ただし、上記にもある通り発生し得るリスクやその対応方法についてよく考えた上で依頼するようにしましょう。

処理が難しい廃品は日用品でもよく出るので、うちは近所に信頼できるそういった業者さんいてくれるので本当に助かってます。
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