駐車場の床面といえば一般的ににはコンクリートやアスファルト等で形成された床を思い浮かべる人が多いかと思います。
コンクリートは平面を出しやすく、駐車場の床面に使う素材としてはうってつけですが、初期費用が多く掛かったり、コケの除去や割れなどの劣化に対する定期的なメンテナンスが必要なケースもあります。
一方で、そういったデメリットに対応すべく、床面を砂利にしている車ユーザーも一定数いらっしゃいます。
床面を砂利にすることで得られるメリットは意外と大きく、中には砂利ではなく「砕石(さいせき)」と呼ばれる石を敷き詰めている人もいます。
今回はそんな駐車場の床面を砂利・砕石にするメリットやDIYでの施工手順等について記述していきます。
DIYで敷く手順
ユーザーの口コミ
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駐車場に砂利・砕石を敷くメリット
砂利を敷くメリット
車から乗り降りする際、地面が濡れていたり雨水によって砂が泥になっているとズボンや車体に水分・泥が跳ねてしまうことがあります。
また、ぬかるみは滑りやすくもなるため転倒の可能性もあり、荷物を持っている状態だと危険を伴う可能性もあります。
その場合、砂利を敷くことで水たまりや雨によるぬかるみを軽減させることができます。
さらに、コンクリートを敷く場合に比べて安価で施工できる点もメリットの一つと言えます。

コンクリートは面積にもよりますが、20万円以上の費用がかかってしまうこともしばしば...。
また、しっかりと地面の上に敷き詰めることで地面への日光を遮断し、雑草を生えにくく効果も期待できます。
砕石を敷くメリット
砕石とはその名の通り、岩石を人工的に破砕したものになります。
駐車場の床面に使用する場合のメリットは砂利の場合に加えて、1粒あたりの大きさが砂利よりも大きいため砂利と比べて飛ぶ(跳ねる)リスクが少なかったり、駐車した際にタイヤが沈み込みにくいです。

踏む固めるのが容易であるという利点があります。
また、同質量の砂利と比較するとより安価に必要量を揃えられる場合もあり、どちらかというと砂利よりも駐車場には適した素材と言えます。
駐車場に使うならどれぐらい必要?
駐車場に使う面積には車体の重量がかかるため、その沈みしろも含めて8~10cmほどの厚みになるまで敷き詰める必要があります。
一般的な車1台分の砂利を敷く場合、3m × 6m = 18平米 ほどの面積が必要になるので、体積では0.08m(厚み)× 18平米 = 1.44立米となります。
1立米あたりの砂利・砕石の重量は2.5トンほどなので、
1.44立米 × 2.5トン = 3.6トンほどの砂利・砕石が必要ということになります。

車1台分の駐車スペースには、約車2台分くらいの砂利・砕石が必要ということですね。
敷く砂利や砕石はカラーや大きさによって大きく印象が変わりますが、あくまでコスパ良く施工するのであれば、タイヤの溝に入りにくい大きさの5号程度のノーブランドの砂利・砕石がおすすめです。
DIYで砂利・砕石を敷く手順
1・雑草・石の除去
雑草は見た目を悪くするだけではなく、害虫の発生をも助長してしまいます。なので駐車場へ砂利・砕石を敷く際は必ず最初の段階でそれらをしっかり除去しておきましょう。

ちなみに10cmほどの厚さで砂利・砕石を敷けば日光がかなり届きにくくなり、雑草が生えにくくなるとされています。
また、対象の範囲に大きな石類が入っていると次工程の整地の際に凸凹がでやすくなるため、できる限り撤去しておきます。
2・整地作業を行う
砂利を敷く範囲は砂利の厚みで嵩が増すので、周囲との高低差を調整しながらトンボやスコップを使って整地(ならし)していきます。
その際には地面の空気を抜きながら密度を高める(圧縮)機械=転圧機を使用すると効率良く、しっかりとした地盤を形成することができます。

転圧機はホームセンターなどで¥3,000/日ほどでレンタルできますよ。
転圧機を使用しない場合は、50㎝角ほどの木板を足で踏みながら地硬めをする方法もあります。
加えて、砂利を多く入れない、もしくは雑草の生えやすいエリアの場合は整地を終えた時点で次工程に行く前に除草シートを対象範囲へ敷きましょう。
3・砂利・砕石を入れる
上記で算出した必要量の砂利・砕石を対象エリアへ入れていきます。
この際もならしながら転圧機や木板で圧縮しつつ行います。転圧機を使用すればまた地面が沈みますので、必要に応じて砂利・砕石を足していきます。
この時、一度に多くの砂利・砕石を投入するのではなく、2~3cmの厚みを1層として、数層に分けて投入していくようにしましょう。
4・状況に応じて対策を行う
砂利・砕石の飛び具合や、車両の重量やタイヤで砂利をかいてしまうことによる凹みの状態は作業を終えた駐車場を使い始めてからでないと分からない部分があります。
もしも石が飛びやすいようであれば、砂利同士を固める液剤を使用しましょう。

ただし固めても車両の重量や経年劣化によって割れ等が発生することもあるので、効果は永遠ではないことを覚えておきましょう。
また、どうしても凹みや飛び石が気になるという場合は、砂利を撤去してコンクリート類を敷く施工を行うか、もしくはプラスチック敷板(通称プラシキ)を敷くという方法もあります。

一度配備した砂利類を撤去するのはかなり大変なので、砂利類を敷く前に方々へ相談することをおすすめします。
ユーザーの口コミ
コンクリート等よりも比較的安価で施工できる砂利や砕石を実際に駐車場の床面に使用しているユーザーの声を集めてみました。
時間ができたので久々にDIYで自宅の駐車場の土間打ち50㎡と砂利駐車場1台分作ってるんだけど思いの外しんどい😇 pic.twitter.com/MW7qKYDGPY
— げんぞーさん (@genking32281284) May 22, 2023
外構。駐車場2台と駐輪場の土間コン、サイクルポート、フェンス12+2m、ウッドデッキ3.0×6尺、あと敷地周りの防草シート砂利と駐車場砕石と整地や施主支給分のオスポールや立水栓合わせて約400万😓
植栽なしなのでこちらはまた別途かかります。
庭づくり助けては頂きますが、出来るだけ自分達で頑張る😤— ペン子@5/3〜新居除湿初心者 (@penko_no_ie) May 20, 2023
砂利をバラ撒いて空き地を駐車場っぽく頑張る!
土が粘土質で厄介すぎる(TдT)
もう1回持ってきてもらおうかなー#砂利 #駐車場 #小屋 #DIY #キャンプ好きな人と繋がりたい #釣り好きな人と繋がりたい #ブログ #blog #アフィリエイト #Yの秘密基地 pic.twitter.com/XwdUZ1AL4x— Y (@Secret_B_O_Y) February 21, 2021
外構工事進捗👷♂️DIY
駐車場と家の周りに砂利入れして、基礎の土が流れないように土留めして草植えた😐半分くらい工事は終わった気がする。次の休みも頑張りま〜ス😬 #DIY #工事費節約 pic.twitter.com/ZWY7NtD9mr— kensa15(パンドラの箱に入りたい🤗) (@ken1chibi) January 28, 2019
台風🌀なのに朝から駐車場🅿️の仕上げの砂利引きで燃え尽きた・・・🥵
少し余ったけど、何時間もスコップで砂利を撒き散らしてたから腕と腰が限界(´× ×`)でお迎えが来ました😇笑笑
( ᜊ°-° )ᜊ ……(o_ _)oパタッ#DIY#駐車場作り pic.twitter.com/sfAY7EXMH2— ☆ぽりごん★☆彡 (@polygon233) September 24, 2022
砂利は重さもある為、やはり重労働になっている人が多く見受けられます。
ただし施工を自身で安価に行える点では良いと捉えている人もいらっしゃいますね。

また、バイクのユーザーは転倒の恐れもあるので安全のためにコンクリートを選択された方が良いかと思います。
まとめ
砂利・砕石は施工の手順をしっかり踏めば比較的簡単に床面へ使用することができます。
もちろん、複数台分の駐車場を砂利・砕石にしようとすればそれ相応の手間と時間がかかりますので、DIYでやるのに適しているかと聞かれれば微妙なところですが、コンクリートを敷くよりかははるかに施工性は高いです。
もし現在使用している駐車場の床面に不満(水はけが悪い、ぬかるむ)があるのであれば、対策方法の一つとして検討してみて下さい。
また有料駐車場の場合、砂利の駐車場は比較的安価利用できるケースが多いです。
一時的に遠方などの駐車場を利用する場合、「特P」なら事前に駐車場自体や周囲環境を確認した上で予約してその駐車場を使用することができます。
下記の記事でまとめていますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
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