車に乗ることになるとガソリン代や車検、保険、自動車税など様々費用が発生します。
そしてそのそれぞれが決して安いものではありません。

私のような田舎者は車が無いと仕事に行くことすらできないので車の費用はもはや生活費です。泣
その中でも必ず発生し、費用の結構なウエイトを占めるのがタイヤ代です。
高価なタイヤを購入したとしてもその性質上10年も使い続けることはまずできず、数年使用したら安全のために新しいものに交換する必要があります。
その交換の際、できるだけ安く済ますことが出来れば何よりですよね。
本記事では、私のような個人が行うタイヤの購入において、タイヤ代を安く済ますためのポイントや、逆に安さだけを求めるのは危険な理由などについて記述しています。
ちなみに結論を先に申し上げると、タイヤ本体はネットで買って、タイヤ取扱い店でセットだけしてもらうのがオススメです。
ただ安さだけを求めるのは危険
ポイントを押さえればネットで買うのはオススメ
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なお、定期的にタイヤ交換を行う(降雪地で夏・冬タイヤの交換など)場合の費用も抑えられればベストですよね。
そのことについては以下の記事もチェックしてみてください。
タイヤ代を安く抑えるコツ
タイヤを新しくする際に発生するその他の費用
タイヤ代といってもタイヤ本体の他にも付随して発生する費用があります。タイヤ本体を安く買えたとしても、他の費用・手間の部分で負担が大きくなってしまうこともありますので先にその内容をチェックしておきましょう。
①組み換え代
組み換えとは、古いタイヤ本体をホイールから外し、新しいタイヤをまたホイールへ装着する作業のことを言います。
※よく「タイヤ交換」と間違われがちですが、「タイヤ交換」とはすでにタイヤが取り付けられているホイールを車へ取り付けることを言います。
この作業は通常チェンジャーと呼ばれる専用の機具を用いて行います。費用を浮かすために個人でこの作業をやろうとしても作業中の事故や、タイヤの破損にも繋がる可能性もありますので、この部分は必要経費としてプロの方へお願いするのが無難です。
費用はどこで行うか(ディーラー、タイヤ専門店など)、タイヤのサイズがどの程度かにもよりますが、平均的には1本当たり大体\3,000程度です。
②バランス代
タイヤは製造誤差や装着するホイールとの兼ね合いなどにより、新品でも必ずまっすぐ転がるとは限りません。そのためホイール内に重りを貼り付け、できる限り直進するように調整する必要があります。この作業をバランスと呼びます。
この作業はタイヤを高速回転させ、どの方向に傾いているかを専門の機具を用いて検査しますので、一般的な個人が行える作業ではないと思っておきましょう。
こちらも状況によりけりですが、お店でやってもらった場合は大体1本当たり¥1,000程度です。
③送料
タイヤをネットで購入する場合、通常個人がネット通販などで購入するものよりサイズ・重量が大きい場合が多く、それに伴って費用もより多く掛かってしまいます。
この費用はどこから送られてくるかによって異なります。ネット購入の場合は送料無料を謳いつつ、本体価格に入れられていたりする場合が多いです。
上記のような費用が加えられることを覚えておきましょう。
タイヤ代を安く抑えるためにネット通販を使う
このためには冒頭で記述した通り、タイヤ本体をネット通販で購入→専門店にて組み換え作業等を行ってもらうのがオススメです。
でもネットで購入するのはちょっと心配…という方も多いと思います。ネットで購入するにあたってはまず「車種に適合するサイズ」・「製造後経過年数」をチェックしておきましょう。
タイヤのサイズ
タイヤは本体にその規格が記載されています。タイヤのサイズの見方はこちらを参照ください。
適合するサイズは車の取扱い説明書に記載されていますので、サイズの見方を理解したあとはそちらでご自身の車の適合サイズを確認しましょう。
製造後経過年数
タイヤはゴムの性質上、走行せずとも商品としての機能が低下していきます。
機能が低下する原因は複数考えられますが、その一因となるのが製造されてからの経過年数です。
製造されたばかりのゴムは柔らかいですが、時間が経つごとにどんどん硬くなっていきます。
柔らかさによってしっかりと接地して地面をグリップしたり、タイヤ走行時のタイヤへかかる負荷を分散させたりするのですが、硬くなってしまうとその機能を果たすどころかタイヤが裂けてしまう(=壊れてしまう)ことに繋がります。
ネット通販において、走行をしていない以上は新品を謳うことは出来ますが、製造後の経過年数をごまかすことはできません。

作られてから経った時間にウソつくのは犯罪です。
汚れこそついていないものの、時間が経過していることで必ず機能は低下し続けていますので、購入するにあたってどの程度まで目をつぶれるかが費用を安く抑えるカギになります。
オススメは1~2年型落ちの国産の新品
これはあくまで私が個人的に購入・3年使用して全く問題がなかったものを挙げています。
私が購入したのはブリジストンのスノータイヤ「ブリザックシリーズ」です。
ブリジストンのスノータイヤは性能に定評があり、降雪の多い北海道を始めとした北東北主要5都市において装着率No.1を誇るそうです。

「迷ったらBS(ブリジストン)」は雪国あるあるでしょうか。笑
購入した際は1年型落ちということで1本\16,000程度(SUV用17インチ)でしたが、性能は申し分なく、今年で4シーズン目を迎えています。
※私が購入した年に、このモデルの次シリーズが販売開始されましたので、メーカー側も在庫処分のために特別安価で販売店へ卸していたのかもしれません。
タイヤの値段は販売時期やサイズ、店舗ごとによってかなりバラつきがあるため一概には言えませんが、この値段が安いかどうかは毎年冬タイヤを使用される方であれば、なかなかのご評価をいただけるのではないでしょうか。
また、車本体に関する売却等も合わせて検討されているのであればオークション代行サービスを使った売却方法もおすすめです。以下の記事で詳しくまとめていますのでご参考までに。
ただ安さだけを求めるのは危険
タイヤは基本的に高価なものです。しかしただ安いからという理由でタイヤをえらんでしまうと、事故や故障など後々トラブルに発展してしまうこともあります。
ここでは「安全」に観点をおいてタイヤ選びを行うポイントを記述します。
タイヤが劣化する原因
タイヤは上記で紹介した「製造後経過年数」に加えて、保管する際の「温度」と「紫外線の当たり具合」によって特に大きくダメージを受けると言われています。
タイヤは高温の場所に長期間保管されていると乾燥してしまい、いずれクラックと呼ばれるヒビを発生させます。このヒビはタイヤにとってスリップサインとはまた別の寿命のともいえる症状です。
また、紫外線の当たったゴムはその内部で化学反応を発生させ、こちらもクラックを発生させる要因となります。(紫外線の照射によって発生したヒビはオゾンクラックと呼びます。)
保管しているところ見る
カーショップなどでタイヤも販売されているところを良く見受けられますが、お客さんに良く見てもらえるように屋外に陳列させているところも多々ありますよね。
敷地面積などの絡みもあるのでしょうがないことではあるのですが、やはり一日中日光や雨風ににさらされているタイヤは確実にダメージを受けていますので、いくら安価とはいえ、長い目でみるとオススメはできません。

安くなっているタイヤほど屋外で展示されているような気が…
保管方法について記述がなされているところが安心
ネットで購入する場合は保管している所を見ることはできませんが、タイヤ専門店であれば外的要因がどれほどタイヤへダメージを与えるかを熟知されています。
ましてはネット通販はある種の信用取引ですので、販売する側もわざわざよりトラブルに発展しやすくなる要因(雑な方法で保管する)を作ろうとはしません。
その中でも、さらに保管方法について会社のHPや販売するECサイト内にて、商品の保管方法について記述があればさらに安心です。
ポイントを押さえればネットで買うのはオススメ
ネットでタイヤを購入する場合は商品と共にお店も慎重に選ぶ必要がありますが、私自身は過去の購入歴や、無駄な費用がかからないが故に安価であることを踏まえ、オススメしています。
ただ、店舗で購入するのとは異なり購入とセットを別々で考える必要がありますので、購入前に諸々準備しておきましょう。
購入後の配送は運送会社の支店止めにする
タイヤは大きな荷物ですので、通常の通販のように自宅に届けてもらうのは難儀な場合があります。配達が大型のトラックで行われる場合、自宅の場所によっては近くまで配達できない可能性があります。(出来ても配達時間に購入者が居合わせなければならない可能性もある。)
なので、タイヤをネットで購入した場合は、時間や場所にとらわれず自分の都合で商品を取りに行ける運送会社の支店止めがオススメです。
その際、商品の取り置き可能期間などの制約が発生しますので、良くチェックしておきましょう。
ホイールへの装着等どこで行うかを決めておく
新品のタイヤが来たとしても、それを取り付ける方法が無ければ何も始まりません。それに物が来てからスムーズに事を済ませられるよう予めどの方法で装着・セットしていくかを決めておきましょう。
基本的にはメーカーのカーディーラーへお願いするのが良いと思います。ディーラーでお願いすると、少し割高になるケースもありますが、適格かつ安全な方法でタイヤを使用可能状態までセットしてくれます。

より早く済ませたいのであればガソリンスタンドなどでも受けてもらえますよ。
メンテナンスなどを行う場所を決めておく
個人でタイヤを管理する際、気になるのが適切な保管方法や劣化具合の確認についてですよね。
タイヤ専門店であれば、適切にタイヤを保管し適宜メンテナンスを行った上で、交換が必要であればユーザーへお知らせしてくれますので、とても安心です。
しかし当然店側も商売でそれらを行ってるため、ただではなく妥当な料金を支払う(全てタイヤの購入代に含めている所もある)必要があります。
正直、メンテナンス不足によりタイヤを破損させてしまったり、それが原因で自身や他人のお体に怪我をさせてしまうくらいなら、料金を払ってタイヤ専門店で管理してもらった方が心も楽になると思います。
ですが、やはり出費は少ないことに越したことは無いです。笑
なので、できるだけ安価に済ますのであればタイヤ交換やオイル交換のタイミングでディーラーへ赴き、一緒にタイヤをチェックしてもらうと良いです。交換が必要かどうか目視、必要であれば専用測定器を用いて確認してもらえます。
ちなみに私の場合はタイヤ交換のタイミングでタイヤ+ホイールを水洗いし、一週間程日陰で乾燥させた後、アマゾンセールで購入したタイヤカバーをかけて小屋で保管しています。
メンテナンスは水洗い+乾燥くらいなもので、あとはとにかく日に当てないことを徹底していますが、その結果クラックなども発生せず未だ元気に転がってくれてます。笑
まとめ
本記事はあくまで私のような個人がタイヤ代を安く抑えるために取っている行動であり、必ずしも万人に取り入れてもらえる方法ではないかもしれません。
そして時間は有限です。安心料として費用を多少多く払い、手間やそれに掛ける時間を少なくするのもを全然アリだと思います。
その中で、少しでも費用を抑えたいという方は是非参考にしてみてもらえれば幸いです。
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