新しい車を購入する際、今まで乗っていた車を売却もしくは廃車にするなどして処分してしまうのが一般的ですよね。
その中で、最近では新しい車を購入したお店に「下取り」に出すよりも、別業者へ「買取」に出される人が多くなってきています。
ただ、初めて買取サービスを利用される人はその流れや手続きに戸惑うこともあるかと思いますので、今回は車を買取に出す際の流れや高価買取を狙うためのポイントについて記述していきます。
高価買取を狙うために
取引を進める上での注意
車を買取に出す際の流れ
買取に出す際の流れは大きく分けて以下の5ステップを1~2週間かけてこなしていくことになります。
買取の流れ
①買取店を見つける
②査定(+そのための準備)
③必要書類の準備
④引き渡し
⑤入金確認
①買取店を見つける
現在では車の買取サービスを行っている業者がたくさんある為、どこで売却すればより高値で売れるのか、もしくは丁寧なサービスをうけることができるのか判断に迷うところだと思います。
なので、もし買取行っているお店について情報がゼロのところから始めるのであれば以下のどちらかの方法がおすすめです。
買取店の探し方 ・グーグルマップで「車買取」でヒットする近所のお店をあたる
・一括査定で複数社に見てもらい、各社を比較する
グーグルマップで「車買取」でヒットする近所のお店をあたる
まずこの方法で探し当てたお店について調査する場合です。
公式HPがあればそこから買取実績や過去買取を行った車の参考価格、出張査定の範囲などについて情報を集めることができます。
こちらは担当者とコンタクトを取ることができれば実際に対面して話を聞いたり希望を伝えるなど商談のしやすい部分もあります。
また、グーグルマップ上のお店の口コミも結構参考になる(〇〇という担当者の対応が良くなかった。など)ので、お店の位置などを調べる際は一読しておくと良いですよ。
ただし、この方法のみですと他社と比較がしにくい(比較のために複数件回る必要がある)ため、より好待遇を受けられるお店を探すのに手間がかかってしまうというデメリットもあります。
一括査定で複数社に見てもらい、各社を比較する
最近ではこちらの方法をとる方のほうが多くなってきていますね。
複数社に一括で査定してもらえるため、金額面においてはすぐに比較することができます。
加えて、社名が出ているため査定を行ってくれる各社についての口コミや評価についても情報を集めやすく、より自分にとってメリットのある買取店を探しやすいです。
ですが、連絡先が各社へ知らされるため、売ってほしいという営業の電話がかかってき続ける可能性があるので、都度対処するのに少々苦労する人もいるかもしれません。

電話切っても切ってもまたかかってくるので、少し怖いと感じるかもしれません...。
②査定(+そのための準備)
売るお店が決まったら、次はお店の査定担当者に車の情報と実際の状態を見てもらいます。
ただその前に、少しでも買取額が上がるようにするために最低でも以下準備を行っておきましょう。
・車の付属品や取扱説明書があれば用意しておく
・小傷は市販の研磨材で消し、洗車しておく
・社内清掃(汚れを落とす・消臭する)を行う
また、傷と買取の関係については以下の記事でも記述していますので参考にしてみて下さい。
当たり前の話ですが、見た目が綺麗だったり、次のユーザーが乗りやすい状態の方が買い取る側の評価も高くなる(というより低くなりにくくなる)ので、最低限自分でできることはしておいた方が良いですね。

汚い車=掃除が必要=売るまでに手間が掛かる なので、綺麗な方が良いに決まってますね。笑
加えて、臭いについては原因が分からずに素人では消すことができない場合もあります。買取店が買い取った車両は次のユーザーに渡るまでに、基本的にはプロの清掃担当者によって清潔な状態に戻されますが、査定の時点でも異様な臭いは無いに越したことはありません。
今後車両を売却する予定のある方は、常日頃から臭いの原因となる社内飲食や汗などについては気を払っておきましょう。
そこまでやってから、いざ査定に臨みます。
査定は店舗へ車両を持ち込む、もしくは出張にて見に来てもらうのどちらかになります。
多くの会社がどちらの方法をとっても無料と謳っている場合が多いので、基本的には都合の良い方で良いですが、車は1日でも新しい方が価値が上がるので、できればより早く査定を受けられる方を選択しましょう。

車が動く状態で、買取店が近所なら持ち込んだ方が早い場合もありますよね。
また、より高価買取を狙うのであればオークション代行サービスを使った売却方法もおすすめです。以下の記事で詳しくまとめています。
加えて、下記の必要書類についても事前に準備しておいた手続きもスムーズに進みやすいです。
③必要書類の準備
査定の結果の買取額に納得し、売却が決定すれば次は以下の必要書類を用意する必要があります。
売却時に必要な書類
・自動車検査証(車検証)
・印鑑登録証明書
・実印
・認印(※)
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車納税証明書
・軽自動車納税証明書(※)
・譲渡証明書
・委任状
・自動車検査証記入申請書(※)
※は軽自動車を売却するときのみ必要な書類です。
また、印鑑登録証明書、実印、譲渡証明書、委任状は軽自動車を売却する際には不要です。
加えて、譲渡証明書、委任状、自動車検査証記入申請書は買取店側で用意してくれるので売り手側(オーナー側)が用意する必要はありません。

買取店は毎日のように触っている書類になるので、分からない部分は何でも聞いてみるといいですよ。
④引き渡し
買取店とスケジュールを合わせ、車両を引き渡します。買取の契約には、この時点までに走行距離や傷についての制約が含まれていることが多いです。
例えば、「査定完了時から引き渡しまで走行距離が〇〇km以上増加していない」、「目立つ傷ができていない」などです。
ただし、これは自分の意識だけでは防げない部分もあるので、もし制約を一部破ってしまった場合は減額となる場合もあります。
なので、買取の契約を交わした時点で、気持ち的にはもう他人の持ち物であるという意識のもと、できるだけ安全に過ごしましょう。

あまりに大きく制約を破ってしまうと最悪取引がキャンセルされる可能性もあります。
⑤入金確認
最後に買取金額を受け取って終わりとなります。
入金は基本的には振込で行われることが多いですが、お店にもよりますので契約を交わす際にスケジュールを含めてよく確認しておきましょう。
遅くとも1週間後には振り込まれるところが多いかと思いますので、スケジュールにズレを感じたらすぐに担当者へ連絡を取りましょう。

このあたりについても悪評は口コミによく出ているので、チェックしておくと良いかもしれませんね。
また、買取の際にトラブルになりやすい部分については【事前に対策を】車を買取してもらう際に起こりやすいトラブル4選の記事内でも紹介しています。
高価買取を狙うために
上記で買取の流れを紹介しましたが、やっぱり肝心なのはより高値で買取してもらうことですよね。そのために重要なのが売却を行うタイミングになります。
買取を行う際は以下の2点に注意して計画を組んできましょう。
年式や走行距離の節目の前に売却すること
モデルチェンジ前に売却すること

このため、自分の乗っている車のモデルチェンジ情報を聞きたくないっていう人も多いはず。笑
年式や走行距離の節目の前に売却すること
人気・不人気にかかわらず、車両はやはり新しい方が高値が付きやすいです。
また、走行距離について、車は5万キロや10万キロで交換・点検が必要となる部品が出てきます。
買取られた車両は、次のオーナーに渡ってからすぐに部品の交換が必要となった場合、購入時の値段交渉の材料にもなりやすいため、節目を迎えていて、なおかつ交換推奨部品を交換していない状態はあまり好まれたものではありません。

部品をしっかり交換していたとしても、大台に乗る(9万キロ→10万キロなど)とやっぱり安くなりがちですね。
取引を進める上での注意

税金

変なところで損したくないですもんね。
保険関係
忘れ物

HDDナビだどデータの持ち出しが難しい場合が多いので注意してください。
まとめ
おさらいになりますが、買取の流れは以下の通り。
買取の流れ
①買取店を見つける
②査定(+そのための準備)
③必要書類の準備
④引き渡し
⑤入金確認

業者との話はかなり有益な情報をもらえることもあるので、お仕事の邪魔にならない程度にお話しすることをおすすめします。
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