【使い方大丈夫?】駐車場に敷くプレートの必要性と留意すべきポイント

スポンサーリンク
【その使い方大丈夫?】駐車場に敷くプレートの必要性と留意すべきポイント情報
スポンサーリンク

自宅や職場の駐車場への入り口に段差解消のプレート(スロープ)が敷かれている光景を見ることがありますよね。

 

段差解消用のプレートは駐車場への出入りをスムーズにし、安全に通行を行うために有効です。

 

ただし、使い方を誤ると危険であるばかりか、違反行為となる可能性もあるため注意が必要です。

 

なので今回は、段差解消用プレートのメリットや有効的に活用するために留意すべき点、使用シーン例等について記述していきます。

本記事の内容 駐車場に段差解消用のプレートを敷くメリット
 留意すべき点
 注意したい状況
スポンサーリンク

駐車場に段差解消用プレートを敷くメリット

段差解消用プレートを敷くメリット

車、自転車、歩行者等の駐車場への出入りをスムーズにする

段差はその高さや幅によっては車、自転車、歩行者の通行の妨げとなりかねません。

プレートを敷くことによって段差をなくし、滑らかに移動できるようになることで車のボディや転倒防止、または道路そのものへのダメージを軽減させ、安全性を高めます。

さた丸
さた丸

高齢の方が使用されるシルバーカーなどの使い勝手も向上させてくれますね。

 

車のタイヤやボディへのダメージを軽減(回避)する

車に装着された状態のタイヤは2MPa以上の気圧が内部にかかっており、万が一破裂してしまうと周囲の人へ多大な危険をもたらす可能性があります。

 

もちろん製造規定に納まっているタイヤは車の走行に耐えうるだけの強度をもっていなければ製品になりません。

 

ただし、車のタイヤはゴムで形成されており、ゴムは経年劣化によって次第に硬くなったり、紫外線の影響を受けるため劣化が進みやすいパーツになります。

 

劣化が進んだタイヤは、当然製造直後の状態よりも強度ははるかに落ちているため、鋭利なものが強く当たればバーストしてしまう可能性が高くなります。

 

段差は通行の仕方によってはその”鋭利なもの”になってしまうケースもある為、その点が解消される面は大きなメリットとなります。

 

足腰にハンデのある人の利便性を高める。ただし...

車いすユーザーからすれば、数十cmの段差はかなり大きな障害となり得ます。腕力がある人であれば乗り越えられるケースもありますが、いずれにしても転倒の危険性はかなり高いです。

 

車いすユーザーの人が自走(介助なし)で通行を行うにあたって理想的な斜度は5°以内、介助ありで楽に通行できるためには7°以内の斜度にする必要があります。

 

なので、車での通行性を高めるためのプレート(スロープ)を車いすユーザーも使えるようにと考えるのは危険ですので、それぞれは別のものとして考えるようにしましょう。

さた丸
さた丸

自分で車いすを運転して坂を登ってみれば、急な坂(10°以上)がどれだけ危険なことかよくわかります...。

 

留意すべき点

留意すべき点

違法行為になる場合がある

道路法第4節 第43条(道路に関する禁止行為)2号には、「みだりに道路に土石、竹木等の物件をたい積し、その他道路の構造又は交通に支障を及ぼす虞のある行為をすること。」との記載があります。

 

この条文により、好き勝手に道路上にスロープ等の私物を置いた場合、道路法違反となる可能性が出てくるのです。

さた丸
さた丸

確かにこれが許されると他の物も勝手に置いてしまうケースが出てきそうですね。

 

なので、どうしても道路への導線の段差を解消したい場合は役所等を通して歩道や縁石の「切り下げ工事」の申請を行いましょう。

スロープを設置する場合と比べると数倍の費用が掛かってしまいますが、違法行為を行って書類送検されるよりは良いですよね...。

さた丸
さた丸

過去大阪府で飲食店の前にスロープを設置し、そこをバイクで通過しようとした大学生が死亡してしまい、設置者が書類送検された事例もあります。

 

勾配について意識する

自身の敷地内にある段差部分を車両だけが通過する場合は20°程度の斜度でも車両の馬力により乗り越えることができます。

さた丸
さた丸

ちなみに20°は10cmの段差を解消する場合なら奥行き25cm程度です。

 

ただし、そこを人や自転車も通過する場合、スリップしてしまう可能性もあります。

理想では奥行きをもっと伸ばして斜度を滑らかにできればより良いですが、スペースの関係でそうはいかない場合は、すべり止め用の加工がついたものを設置しましょう。

 

設置の手軽さと強度を意識する

駐車場に設置するプレートはたくさんの種類が展開されていますが、使用する状況によってタイプが異なっています。

その中で、車両が通過することを想定したとき、「耐荷重」「プレートの動きにくさ」は重要なポイントになります。

 

それらに対応すべく、あえて重く設計してあったり、アンカー等で地面や段差側面へ固定するもの、コーナー部へ対応しているものもあります。

さた丸
さた丸

自身の状況によりマッチしたタイプを、安全第一で選定しましょう。

 

一方で、自宅や所有する駐車場以外で利用するパーキングでは、段差を好き勝手にコントロールすることはまずできませんよね。

 

車高を下げていたり、重量の重い車両にエアロパーツがついていたりすると、バンパー等で路面を傷つけてしまう可能性もあります。

 

なので、そういった際にはより安全に駐車スペースを利用するために、事前に駐車場状況を写真で把握できる「特P」がおすすめです。

さた丸
さた丸

駐車場を手軽に予約できるので、時間にゆとりが出てより安全運転に繋がります。

 

下記の記事でまとめていますので、参考にどうぞ。

注意したい状況

注意したい使用例

 

プレート(スロープ)は車の通行時にかなりの重量を受けるため、長期的に使用していればそれだけ劣化していきます。

 

また、屋外で使用するものならば雨風や紫外線の影響を受けるため、そのこともあって定期的にメンテナンス・交換を行う必要があります。

さた丸
さた丸

もし通行中に割れが発生してしまっては危険なので、状態の確認を怠らないようにしましょう。

 

上記でも紹介した通り、公道へ勝手に敷きっぱなしにしたりすることは違反行為となりかねないため、十分に注意しましょう。

さた丸
さた丸

人の通りが多いところは要注意ですね。

 

車高関係をカスタムしている車両は、よりボディへのダメージを受けやすい状態になっていることが多いので、段差解消用プレートを有効的に使うことをおすすめします。

さた丸
さた丸

持ち運びやすいコンパクトで軽量なプレートもありますよ。

 

まとめ

まとめ

段差解消用のプレートは有効的に使用すればより運転の安全性高めてくれます。

 

一方で、上記で何度にも渡って記載していますが、道路上で個人が勝手に使用することは基本的には禁止されていますので、もし心当たりのある人は今一度自身の状況を確認してみて下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました